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【夏のメイン料理】炭火の薫煙が引き出すイベリコ豚ベジョータのアサード
【イベリコ豚ベジョータのアサード】 本日は、現在開催中の「7月15周年祭」特別コースより、主菜となる肉料理のご案内です。 夏に美味しい、炭火香る肉料理としておまかせコースのメインに据えているのが、この「イベリコ豚ベジョータのアサード」です。 最高峰のイベリコ豚ベジョータが持つ「素材の生命力」を、余計な調味料を削ぎ落とした「引き算の美学」でお客様にお届けしたいからです。 炭火の強い遠赤外線で旨味を中に閉じ込め、立ち上る香ばしい煙を纏わせながら焼き上げることで、ひと口ごとに広がる純粋な旨味の調和を体感していただけます。 和歌山での特別なディナーやランチ、誕生日や記念日のお祝い、少人数でのプライベートな宴会やデートなど、個室でお選びいただいた貴重な時間を、最高の美味しい感動でお返ししたいと考えております。 ・15周年祭 特別おまかせコース: 4,200円〜(税込・順次ご予約受付中) ・お席の仕様: プライベートな空間をお過ごしいただける個室、テーブル席、カウンター席 今週は比較的穏やかなお客様の動きの週となっておりますが、慌てることなく、3週目、4週目

osamu N
1 day ago2 min read


サンセバスチャンの美食倶楽部(ソシエダ)の息吹を伝えるアヒージョ
【エビとキノコのアヒージョ】 本日は、当店のすべてのコース料理において必ずメニューに名を連ねる、大切な一皿についてのご案内でございます。 当店がお届けするディナーコース、そして特別なひとときに欠かせないメインのプロローグとしてご用意しているのが、この「アヒージョ」でございます。 スペインのサンセバスチャンにある美食倶楽部(ソシエダ)仕込みの伝統的な手法を用い、素材の生命力を最も無駄のない状態でオイルの中に凝縮させているからでございます。 素材の鮮度を活かすため、余計な調味料を削ぎ落とし、ガーリックの仄かな香りとオイルの温度だけで素材の輪郭を引き立てます。ひと口ごとに広がる純粋な旨味は、15年間お客様に寄り添いながら磨き続けてきた調和そのものでございます。 和歌山での特別なディナーやランチ、誕生日や記念日のお祝い、少人数でのプライベートな宴会やデートなど、個室でお選びいただいた貴重な時間を、最高の美味しい感動でお返ししたいと考えております。 今週は比較的穏やかなお客様の動きの週となっておりますが、慌てることなく、3週目、4週目、そして8月に向けての

osamu N
4 days ago2 min read


【夏のペアリング】紀土 Shibata's【be cool!】と、旬のスズキが紡ぐ調和
紀土 Shibata's【be cool! 本日は、7月15周年祭の特別コースの幕開けを飾る、特別な夏酒のご案内でございます。 本日より、コースのペアリングセット(プラス3,000円・税込)のウェルカムドリンクとして、平和酒造様の「紀土 KID Shibata's【be cool!】純米大吟醸」をご提供いたします。 この時期限定のスペシャルな純米大吟醸が持つ瑞々しい波長が、夏に旬を迎える「スズキのセビーチェ」と、これ以上ない美しい共鳴をみせるからでございます。 チーム紀土の製造責任者である柴田杜氏と蔵人達による本作は、涼しげでフルーティな吟醸香と、ほのかな甘みを感じ、爽やかなガス感の残る夏バージョンでございます。比較的穏やかな香りと、上槽後すぐに詰めて瓶燗火入れすることで封入されたガス感、それから酸と甘みの絶妙なバランスによって夏らしさが表現されています。 余計な足し算をせず、素材の鮮度と輪郭を最短距離でお届けする「スズキのセビーチェ」にこの一杯を合わせた瞬間、お互いの美点が引き立ち、完璧なプロローグを迎えることになります。15年かけて磨き上げた

osamu N
6 days ago2 min read


【15周年祭の幕開け】端正に仕立てる3種のピンチョスと、紀土のペアリング
【前菜:ピンチョスセット】 本日は、いよいよ本番を迎える「7月15周年祭」の特別コースから、前菜のご案内でございます。 大変ありがたいことに、15周年祭に向けてディナーのご予約満席の日が増えてきております。お客様にはご不便をおかけして大変申し訳ございません。大切な記念日や週末(金曜・土曜)のお席に関しましては、なるべくお早目のご予約をお勧めしております。 和歌浦湾の鮮魚や朝採れの地野菜が持つ「生命力と鮮度」を最短距離でお届けするため、時間と温度の技術をすべてのご予約に完璧な状態で注ぎ込みたいからでございます。 15周年祭コースのプロローグとして器を彩るのは、以下の3つのピンチョスでございます。 ・イベリコ豚ベジョータのイカスミリエット ・ロシアンサラダと夏野菜のピクルス(現在はグリーントマトと水ナス) ・生ハムとフルーツ これら3種のピンチョスをメインに据え、食材の仕入れ状況によって繊細なアレンジを加えながら仕立てます。余計な足し算をしない「引き算の美学」で素材を研ぎ澄まし、平和酒造様の「紀土」シリーズが持つ美しい波長と合わせることで、ひと口ごと

osamu N
Jul 22 min read


【一番人気のメイン】素材の生命力を吸わせた、和歌山野菜と海鮮のパエリア
【和歌山野菜と海鮮のパエリア】 本日は、当店の看板料理についてのご案内でございます。 当店の「おまかせコース」において、最も多くの皆様からご好評をいただき、不動の一番人気を誇るメイン料理が、この「和歌山野菜と海鮮のパエリア」でございます。 その理由は、和歌浦湾の海鮮と朝採れの地野菜が持つ「生命力と鮮度」を、最も無駄のない研ぎ澄まされた状態でパエリア鍋の中に調和させているからでございます。 素材から出る純粋な出汁と旨味をお米に含ませ、余計な調味料を削ぎ落とすことで、ひと口ごとに素材そのものの濃い風味が美点として引き立ちます。 15年かけて磨き上げた技術の骨格を、最も実直に体感していただける一皿に仕立てております。 和歌山での特別なディナーやランチ、誕生日や記念日のお祝い、また少人数でのプライベートな宴会やデートなど、個室やテーブル席でお選びいただいた貴重な時間を、最高の美味しい感動でお返ししたいと考えております。 7月15周年祭 特別おまかせコース: 順次ご予約受付中 お席の仕様: プライベートな空間をお過ごしいただける個室、テーブル席、カウンター

osamu N
Jun 292 min read


【和歌山市・当日予約】6月27日(土)台風一過の夜に愉しむ「裏旬ヒラメ」の個室ディナー
【裏旬のヒラメ】 和歌山市アロチの個室居酒屋・スペインバル「野菜家さい」です。 本日6月27日(土)は、台風7号・8号の接近に伴い、週末の貴重なご予約が全てキャンセルとなってしまいました。 しかし、午後からは綺麗な台風一過となり、和歌山市内も一安心といったところですね。 当店は本日、仕込みを万全にした状態で、急遽ディナーの当日予約を承っております。 今夜の特選食材は、店主が太鼓判を押す「裏旬のヒラメ」です。 一般的には冬の魚とされるヒラメですが、この時期のヒラメは引き締まった身の歯ごたえと、すっきりとしたクオリティの高い味わいが魅力です。 店内では、素材本来の旨味を引き算で活かした「ヒラメのセビーチェ」や、自家製レモンバターソースが絡む「ムニエル」、贅沢な仕込みの「白ワイン蒸し」などを、冷えた白ワインや銘酒と共にご堪能いただけます。 和歌山市内で「今夜、個室でゆっくり美味しいディナーを食べに行こう」と思い立たれた方は、ぜひホームページの予約フォーム、またはお電話にて空席状況をお問い合わせください。

osamu N
Jun 261 min read


【ご案内】ディナー満席日増加のお詫びと、7月15周年祭へ向けて
本日は、最近のご予約状況に関する大切なお知らせと、7月のご案内でございます。 大変ありがたいことに、現在開催中の「15周年祭0次回コース」、そして来月に控えた「7月15周年祭」本番に向けて、ディナーのご予約が満席となる日が増えてきております。 お客様にはご不便をおかけして大変申し訳ございません。 特に週末(金曜・土曜)に関しましては、なるべくお早目のご予約をお勧めしております。 和歌浦湾の鮮魚や朝採れの地野菜が持つ「生命力と鮮度」を最短距離でお届けするための時間と温度の技術を、すべてのご予約に完璧な状態で注ぎ込みたいからでございます。 席数を限定し、無駄のない調和をひと皿に表現するため、何卒ご理解いただけますと幸いです。 7月は、当店が節目となる15周年を迎える特別な月でございます。和歌山での特別なディナーやランチ、誕生日や記念日のお祝い、また少人数でのプライベートな宴会やデートなど、個室や各お席でお選びいただいた貴重な時間を、最高の美味しい感動でお返ししたいと考えております。 初めてご来店のお客様は、素材を最も良い状態でお愉しみいただくために、

osamu N
Jun 252 min read


7月限定「15周年祭」2つの特別プランのご案内
【野菜家さい15周年祭】 和歌山市内で特別な記念日ディナーや、プライベートな空間でゆっくりと過ごす個室ディナーをご検討中の方へ。 おかげさまで「野菜家さい」は、2026年7月をもちまして創業15周年を迎えます。 15年前、当時は早すぎたと言われた「スペイン料理×日本酒」という私たちの挑戦。 素材の持ち味を極限まで引き出す「引き算の美学」を貫き、磨き続けたその共鳴のしずくを、7月限定の「2つの特別プラン」としてお届けいたします。 大人のための落ち着いた空間で、和歌山の豊かな実りと平和酒造「紀土」が織りなす特別な時間をお愉しみください。 ───【 7月限定:15周年祭 2つの特別プラン 】─── ① 15周年スペシャルコース:7,000円(税込) 15周年を記念し、特別な構成でお届けする7月だけの限定コース。 ② 野菜家さい おまかせコース:4,200円〜(税込) パエリアなどメインが選べる、当店一番人気の定番コース。 【限定オプション】 ファーストドリンク+紀土・厳選四種プレミアムペアリング:+3,000円(税込) (※それぞれ、ワイングラスにてお

osamu N
Jun 222 min read


【初夏の紀州鹿】先入観を変える、赤身の濃さと確かな鮮度
【わかやまジビエ】 本日は、初夏から秋にかけて旬を迎える「わかやまジビエ」、紀州鹿についてのご案内でございます。 当店では今、この優れた肉質を持つ紀州鹿を、夏でもじっくりとお酒と合わせたい「赤ワイン煮込み」などの料理に仕立ててご用意しております。 その理由は、鮮度、味わいともに優れた「紀州シカ」だからこそ、徹底して無駄を削ぎ落とした先に、赤身の風味の濃さが美点として最も引き立つからでございます。 シカ肉をはじめとするジビエは野山をかけまわる動物であるためお肉が固くなりがちですが、「紀州シカ」のやわらかさはそのような先入観をすっかり変えてしまうでしょう。 最小限の脂身があるほかは赤身がちのお肉です。 そのためお肉の風味は出ますが、鮮度第一に下処理をしているためクセはなく、シカ肉特有の香りと甘めのスパイスのような風味を存分に感じていただけます。 和歌山での特別なディナーやランチ、誕生日や記念日のお祝い、また個室でのプライベートな宴会やデートなど、選んでいただいた貴重な夜のお時間を、最高の美味しい感動でお返ししたいと考えております。 詳細は以下の通りで

osamu N
Jun 182 min read


【0次回のご案内】15年目の初夏の提案、無駄のない調和
【平和酒造:夏の疾風】 昨日は臨時休業をいただき、誠にありがとうございました。本日より、再び厨房にて皆様をお迎えする仕込みを整えております。 7月の15周年祭に先駆け、今月限定でご用意している「0次回」おまかせコースは、初めての皆様にも、いつも支えてくださる常連様にも、私たちの技術の骨格を最も純粋に体感していただける内容となっております。 和歌浦湾の鮮魚や朝採れの地野菜が持つ「生命力と鮮度」を最短距離でお届けするための、時間と温度の技術をひと皿に凝縮させています。 15年前の創業時には早すぎた「スペイン料理と日本酒の共鳴」を、今、平和酒造様の「紀土」初夏厳選4種(夏の疾風など)の波長に合わせ、お客様の手元で完璧な調和へとアジャストいたします。 和歌山での特別なディナーやランチ、誕生日や記念日のお祝い、また少人数でのプライベートな宴会やデートなど、個室やテーブル席でお選びいただいた貴重な時間を、最高の美味しい感動でお返ししたいと考えております。 数字としての詳細は以下の通りでございます。 6月限定「0次回」おまかせコース: 4,200円〜(税込)

osamu N
Jun 162 min read


【初めてご利用の方へ】最高の「美味しい」をお届けするための小さなお願い
【和歌山野菜と海鮮のパエリア】 初夏の訪れと共に、和歌山での特別なディナーやランチ、誕生日や記念日のお祝い、また少人数でのプライベートな宴会やデートのご予約を多くいただく季節となりました。 本日は、ディナーで当店を初めてご利用いただくお客様への案内です。 初めてのご来店で「何から頼めばいいか迷う」という方には、素材を最も良い状態・最適な温度でお愉しみいただける 「おまかせコース」 または 「前菜セット」 のご予約をお勧めしております。 その理由は、和歌浦湾で釣り上げた鮮魚や、朝採れの地野菜など、素材が持つ「生命力と鮮度」を最短距離でお客様にお届けすることを命としているからです。 和歌山での特別なディナーやランチ、誕生日や記念日のお祝い、また少人数でのプライベートな宴会やデートなど、個室でお選びいただいた貴重な夜のお時間を、最高の美味しい感動でお返ししたいため、何卒ご理解いただけますと幸いです。 なお、当店をいつも支えてくださる常連様におかれましては、これまで通りアラカルトでの自由なご注文も喜んで承ります。 確かな技術をひと皿に込めて、お待ちしてお

osamu N
Jun 111 min read


【わかやまジビエ】深い森の恵み。猪肉100%が放つ野生の力強さをご堪能ください
【わかやまジビエ:猪肉のハンバーグ】 いつも「野菜家さい」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 創業15年、素材の生命力をそのまま皿に表現することに心血を注いできましたが、今もっともその力強さを感じていただけるのが、当店自慢の「わかやまジビエ」です。 本日ご紹介するのは、和歌山の深い森の恵みを凝縮した「猪肉の手ごねハンバーグ」。 一般的な合挽き肉や過剰なスパイスには頼らず、猪肉100%の骨格だけで勝負しています。余計なものを一切足さない「引き算の美学」により、お肉本来の濃厚な旨味と、驚くほど上品で軽やかな脂の甘みがダイレクトに響きます。これぞまさに、技巧を排した自然の美味「不味之味」です。 当店は和歌山市アロチの路地裏に佇む大人のための個室居酒屋。周囲を気にせず語らえる完全個室や半個室は、大切な方との記念日ディナーや誕生日、上質な女子会の場所として大変喜ばれております。 また、週末には贅沢な昼飲みや昼宴会のひとときにも、この特別なジビエ料理をご提供しております。極上のスペインワインや和歌山の地酒を片手に、今夜の夜ご飯は本物の美食に酔いしれ

osamu N
Jun 71 min read


【夏の涼を愉しむ】和歌浦湾の鮮魚で仕立てる、引き算のセビーチェ
【前菜:セビーチェ】 いつも「野菜家さい」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 本日の前菜は、店主自らが和歌浦湾で釣り上げた鮮魚を使った「セビーチェ」です。 夏の涼を感じさせるこの一皿に、過剰な調味料は一切使いません。 素材そのものが持つ圧倒的な生命力と、技巧を削ぎ落とした先にある「不味之味」の骨格をそのままに、引き算の美学で仕上げました。 当店は和歌山市アロチに佇む、大人のための個室居酒屋です。周囲を気にせずゆったりと寛げる完全個室や、心地よい距離感を保つ半個室を完備。大切な方との記念日ディナーや誕生日のお祝いはもちろん、上質な女子会、そして週末の贅沢な昼飲みや昼宴会まで、特別なひとときを演出いたします。 地野菜やわかやまジビエ、そして自慢の鮮魚。本物の美食とお酒を静かに愉しむ大人の隠れ家で、今宵の上質な夜ご飯をご堪能ください。

osamu N
Jun 51 min read


「なぜか分からないけれど、美味しい」の裏側にあるもの
【前菜ピンチョスセット】 本日も厨房から、明日からの週末営業に向けた仕込みの手を止めて筆を執っています。 明日5日(金)および6日(土)の週末、「初夏の技術」をすべて注ぎ込んだ一皿を仕込んでお待ちしております。 おかげさまで両日とも、残席はわずかとなっております。 今月の「0次回」おまかせコースの幕開けを飾る前菜、ピンチョスセットに、目には見えない職人の手仕事を凝縮させています。 ひとくちで消えてしまう小さなピンチョス。しかしそこには、素材の生命力を際立たせるための緻密な計算があります。 生ハムの薄さ、フルーツの水分量、夏野菜のソースを置く温度。 これらはすべて、お客様に「なぜか分からないけれど、ものすごく美味しい」と感じていただくための、気づかれなくてもいい隠れた技術の積み重ねです。 私たちが目指すのは、飾り立てられた華やかさではなく、徹底的に無駄を削ぎ落とした先にある調和です。 この小さな一粒一粒に仕込んだ技術が、平和酒造様の「杜氏資格保有者シリーズ #5」の柔らかな波長と口の中で合わさったとき、今週末のあなたのディナーは静かに、しかし確信に

osamu N
Jun 42 min read


【15周年の前哨戦】6月限定「0次回」平和酒造の風
【平和酒造:夏の疾風】 本日、6月1日 7月に迎える15周年の本番を前に、私たちは今月限定の特別な試み「0次回」を始動いたします。 まず結論から申し上げます。 今月は、15年前の創業当時には早すぎた「スペイン料理と日本酒の共鳴」を、極限まで研ぎ澄ました特別コースとして皆様に手渡します。 その理由は、私たちが15年かけて辿り着いた「引き算の美学」が、地元和歌山が誇る平和酒造様の銘酒「紀土」と、今もっとも完璧なペアリングを見せるからです。 料理に飲み物を合わせるのではない。 お客様が手にするグラスの一滴に、私の料理のすべてを合わせる。 先週公言したこのポリシーの真髄を、最も分かりやすい形で表現したのが今回の4つの波長です。 主役となる「夏の疾風」のみずみずしいキレには、丁寧に引いた出汁の旨味や、有田川町様とのご縁で磨き上げた自家製「山椒胡椒」の清涼感をその場で静かにシンクロさせます。 さらには、当店の釣り部副キャプテンが醸した杜氏資格保有者シリーズ「#5」など、この風土だからこそ成し得た4本の物語がカウンターに並びます。 数字としての詳細は以下の通り

osamu N
Jun 12 min read


秘すれば花、開く。エピローグ
【素材が持つ生命力を味わって欲しい】 5月1日から始まった15年の物語に、最後までお付き合いいただき、心から感謝いたします。 なぜ、私がこれほどまでに過去の敗北を曝け出し、長年持った「野菜ソムリエ」の看板を下ろす覚悟までを綴ってきたのか。その理由は、世阿弥が『風姿花伝』で残した、ある一つの言葉にあります。 「秘すれば花、秘せずば花なるべからず」 隠すからこそ、それは美しい花となる。手の内をすべて明かしてしまえば、もはや見る者を感動させる花にはなり得ない。料理の世界も同じです。「これは〇〇産の野菜で、〇〇の技法を使って……」と言葉で飾り立てる「分かりやすさ」は、時に素材が持つ生命力の邪魔になります。 私が野菜ソムリエという知識の鎧を脱ぎ捨てたのは、言葉による説明(秘せずば花)を捨て、一皿の佇まいと、平和酒造さんの酒との共鳴だけで、あなたの魂を揺さぶりたかったからです。 和歌山の風土、命の躍動を皿の上に定着させ、不純物を徹底的に削ぎ落とした「引き算の美学」を貫く。それこそが、私が15年かけて辿り着いた、新しい「野菜家さい」の表現です。...

osamu N
May 282 min read


15周年へのリベンジ宣言
【5月の物語を振り返る】 この1ヶ月、15年前の惨敗から、釣り部での熱狂、そして看板を捨てる覚悟まで、私のこれまでを綴ってきた。 かつての私は和歌山の壁に跳ね返された。けれど今、私の背中を押してくれるのは、和歌山の海と、酒と、熱い仲間たちだ。 この15年は、リベンジの力を蓄えるための時間だった。 【釣り部という同志たち】 平和酒造さんのお酒を愛し、野菜家さいを遊び場にしてくれた23人の釣り部メンバー。 あなたたちの熱狂がなければ、私は今も「届かない」と嘆いていただけかもしれない。 釣り部に集う同志たちが、私に「日本酒×スペイン料理」という夢の続きを見せてくれた。 心からの感謝を込めて。 【変わる和歌山の景色】 かつて7割がノンアルコールだった店内は、今,日本酒の香りと笑顔で満たされている。 少しずつ、でも確実に、和歌山の夜の楽しみ方が変わってきた。 私が15年前に夢見た「日本酒×スペイン料理」の風景は、妄想ではなく、現実のものとして、今ここにある。 この熱を、もっと大きくしたい。 【一緒に歩む物語】 これは、私一人の物語ではない。...

osamu N
May 282 min read


15年の哲学 / 料理の真髄
【平和酒造:紀土 夏の疾風】 今年の夏で、野菜家さいは15周年を迎えます。 この節目を前に、私はこれまで15年間、厨房の奥底に静かに伏せてきた、ある手法についてお話ししようと思います。 正直に言えば、わざわざ言葉にする必要はないと思っていました。 職人が裏でどれほど手を尽くそうとも、お客様が「美味い」と微笑んでくだされば、それで完結する世界だからです。 しかし、15年という月日を経て、私たちの店が目指す「引き算の美学」の正体を、本物を愛してくださるお客様にしっかりと手渡したいと思うようになりました。 当店には、一言で説明できる「決まったレシピ」が存在しません。 正確に言えば、皿の上に載る素材は同じでも、その味付けの純度はお客様によって変えています。 私はいつも、カウンターの向こうで皆様が何を飲まれているかを、凝視しています。 たとえば、同じスペインの赤ワインであっても、 骨格がしっかりとしたテンプラニーリョ種を楽しまれている方には、肉の余分な脂を限界まで削ぎ落としつつも、ソースにわずかな深みを持たせる。 一方で、華やかな果実味を持つガルナッチャ種

osamu N
May 252 min read


覚悟の決断
【15年持った看板】 3月、私は大きな手放しをした。 2013年に賞をいただき、長年私の代名詞だった「野菜ソムリエ」の冠を捨てる。 愛着も誇りもあった。 けれど、その看板に安住していては、15年前の自分を超えることはできない。 リブランディング それは、自分自身に「未完成」を突きつける儀式だった。 【世阿弥と幽玄】 辿り着いたのは、学生時に研究した世阿弥の「幽玄」だった。 目に見える派手さではなく、余白の中に宿る深い美しさ。 和歌山の豊かな食材、その生命力をどう引き出すか。 言葉で飾る「野菜ソムリエ」としての説明を捨て、一皿の佇まいだけで客の魂を揺さぶる。 そんな表現者としての道を歩み始めた。 【引き算の美学】 かつての私は、何かを足すことで自分を証明しようとしていた。 今は違う。不純物を削ぎ落とし、素材が持つ「生命力」をむき出しにする引き算の美学。 それは、平和酒造さんの酒作りとも共通する精神だ。余計なものを引いた先に残る一滴と一皿の共鳴。 それこそが、私が追い求める究極の姿だった。 【食材の声を聴く】 野菜も、魚も、生きてい

osamu N
May 212 min read


【15年のスペシャリテ】余白を削ぎ、本質を研ぐ「鴨肉のロースト~アストゥリアス風~」
【スペシャリテ:カモ肉のロースト~アストゥリアス風~】 7月の15周年という節目を前に、私は今、自らの料理人としての歩みを一本の包丁のように研ぎ直しています。 その研ぎ澄まされた刃の先にあるのが、当店の絶対的スペシャリテ「鴨肉のロースト~アストゥリアス風~」です。 この料理と向き合うとき、私が最初に行うのは、徹底的な「削ぎ落とし」です。 鴨という素材が持つポテンシャルを最大限に解放するために、純粋な旨味を遮るあらゆる雑味を徹底的に排除する。皿の上に一切のノイズを残さないための、静かで妥協のない引き算。 しかし、それは単なる「引き算」で終わりではありません。 完璧な火入れによって肉本来の力強い生命力を閉じ込めたローストに、私は一筋の鮮烈な色を添えます。それが、赤ワインとリンゴだけで仕立てる、酸味と甘み豊かな「アストゥリアス風ソース」です。 多くの要素を詰め込んだ複雑なソースはいりません。 鴨の純度を高めたからこそ、赤ワインの深みとリンゴの甘酸っぱさという、厳選された最小限の調和が、肉の官能的な旨味を爆発的に引き立てるのです。 雑味を引くことで、本質

osamu N
May 182 min read
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