味に「余白」を。15年目のトマトとアルバリーニョ
- osamu N

- Apr 28
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この店を開業し15年、常に自問自答してきたことがあります。
「お客様が最後の一口を飲み込んだとき、何が残っているべきか」
その答えの一つが、この「味濃いトマト」にあります。
使用しているのは、和歌山の契約農家さんが15年かけて当店のために育て上げてくださったトマト。
驚くほど濃密なその味には、塩も砂糖も、一切の調味料を足す必要がありません。
私は、このトマトの完璧な自立を尊重し、あえて味を完成させない「余白」を残しました。
その余白を埋めるのは、料理人の腕ではなく、お客様の五感です。
キリッとした酸と、ほのかな塩味(ミネラル)を感じる白ワイン「アルバリーニョ」を一口含んだとき。
あるいは、隣に座る大切な方と「美味しいね」と目を合わせた、その瞬間。
そのとき初めて、この料理は完成します。
皿の上にも、味の上にも、そして店内の空気の中にも、私たちは「余白」を大切にしています。
それは、お客様が主役として、その時間を愉しむための自由な空間です。
GW前の、活気ある火曜日。
忙しい日常に、少しだけ「味の余白」を取り戻しに来ませんか。
最高のトマトと、最高のワインを用意して、今夜もお待ちしております。
