【海と食のプロジェクト】初秋の海が育む「釣り部」の絆と、ウスバハギのアロスメロッソ


和歌山市アロチの個室で味わう大人客のためのスペインバル・居酒屋「野菜家さい」です。
9月中旬を迎え、朝夕には秋の気配が感じられるようになってまいりました。
この季節の変わり目、和歌山の海の中は一気に活気づきます。タチウオやカマス、スズキ、サゴシ、ハマチなど、丸々と太った魚たちが回遊し、アングラー(釣り人)にとっても料理人にとっても胸が高鳴るシーズンの到来です。
本日は、当店が取り組んでいる特別なプロジェクト「野菜家さい 釣り部」と、ルクセンブルクの部員が仕留めた魚で仕立てる極上の一皿についてお伝えいたします。
■ 釣った魚を料理に活かす「海と食のプロジェクト」
当店の釣り部は、単なる趣味の集まりではありません。「自分たちの手で海の恵みを授かり、最高の状態で最高の料理へと昇華させる」ことを目指す、海と食を繋ぐプロジェクトです。
私たちが何よりも重視しているのが、**食材へのリスペクトと「魚の福祉(フィッシュウェルフェア)」**です。
魚が暴れて筋肉にストレスや疲労物質が溜まるのを防ぐため、釣り上げた直後に迅速かつ適切な脳締め・神経抜き・完全血抜きを実施。潮氷による厳格な温度管理を行うことで、身の劣化を防ぎ、魚本来の美しい旨味と食感を維持します。
この手当ての技術と思想は、店主だけでなく「釣り部員」の皆様にもしっかり共有されており、部員さんが持参してくれる魚もプロクオリティの素晴らしい状態で仕込まれています。
■ ルクセンブルク部員・オンディーヌちゃんが魅せたジギングの一投
そんな釣り部の中で、先日素晴らしい成果を上げてくれたのが、遠くルクセンブルクから参加してくれている部員のオンディーヌちゃんです。
彼女がジギング(ルアー釣り)で見事に釣り上げたのは、立派なサイズ感の「ウスバハギ」。カワハギの仲間であるウスバハギは、透明感のある癖のない白身と、濃厚でコクのある大きな肝が特徴の贅沢な高級魚です。
現場で完璧な血抜きと手当てが施されたウスバハギは、余分な臭みが一切なく、澄んだ旨味を内に秘めた状態で厨房へと運ばれてきました。
■ 旨味を米に閉じ込めた「ウスバハギのアロスメロッソ」
丁寧に下処理を施したこのウスバハギを使い、今回作り上げたのがバスク・スペインの伝統料理「アロスメロッソ(Arroz Meloso)」です。
アロスメロッソとは、パエリアよりもスープ分が多く、おじややリゾットのように出汁と米の一体感を愉しむ料理です。
自家製の魚介ブイヨンにウスバハギの骨や身から出る出汁を加え、じっくりとお米に旨味を含ませます。仕上がりにふっくらとしたウスバハギの白身を合わせることで、一口食べるごとに豊かな海の香りと優しい甘みが口いっぱいに広がる、贅沢極まる一皿が完成いたしました。
■ 秋の訪れを祝う一食一献
今月解禁となった「紀土 秋のひやおろし」のまろやかな熟成感が、アロスメロッソの出汁の深みと見事に調和します。
野菜家さい おまかせコース(4,200円〜 税込): 当店一番人気。旬の釣り魚や地物野菜を取り入れた特別な献立をご提案。
季節のペアリング: 「紀土 秋のひやおろし」をはじめ、秋の地酒や白ワインとともに。
秋のご宴席・カスタムプラン(6,000円〜 税込・飲み放題付): 少人数の個室から最大28名様までの貸切に対応。
海への感謝と、仲間たちの情熱、そして職人の手当てが紡ぎ出した秋の味わい。
静かで落ち着いた隠れ家個室空間で、記憶に残る至福の時間をお過ごしください。
【ご予約・お問い合わせ】お電話または公式WEBサイトの予約フォームより、24時間いつでも承っております。


